パーソナルトレーニングジム「Sharez」代表の岡崎秀哉です。
2010年代後半からのパーソナルトレーニングジムの増加とともに、パーソナルトレーナーになる方が増えており、それに伴い、パーソナルトレーナー養成スクール業界も成長してきています。
本記事では、「パーソナルトレーナーになるための知識や技術を身につける方法や、パーソナルトレーナー養成スクールの情報」を紹介していきたいと思います。
目次
パーソナルトレーナーになるための知識や技術を身につける方法
パーソナルトレーナーになるための知識や技術を身につける方法は以下の4つあります。
- 専門学校で学ぶ
- 体育大学で学ぶ
- パーソナルトレーナー養成スクールで学ぶ
- 独学で学ぶ
それぞれのメリットやデメリットを紹介していきます。
専門学校で学ぶ
代表的な専門学校として、総合学園ヒューマンアカデミー、リゾート&スポーツ専門学校、日本工学院、スポーツ・レクリエーション専門学校、メディカル・スポーツ専門学校などがあります。
- コスト:200万〜300万円
- 期間:2年〜3年
- メリット:幅広くトレーナーの仕事について学べる。カリキュラムが組まれているので楽。専門学校卒業の資格が得られる。カリキュラムに資格取得が含まれているものもある。
- デメリット:コストが高い。期間が長い。パーソナルトレーナーになる為の内容に特化していない。意識が低い人も多い。
体育大学で学ぶ
代表的な体育大学として、筑波大学、鹿屋体育大学、日本体育大学、大阪体育大学、順天堂大学、東海大学、福岡大学などがあります。
- コスト:250万〜400万円
- 期間:4年
- メリット:幅広く、運動、人体、健康、栄養について学べる。カリキュラムが組まれているので楽。大卒の資格が得られる。カリキュラムに資格取得が含まれているものもある。
- デメリット:コストが高い。期間が長い。体育大学の母数が少ない。パーソナルトレーナーになる為の内容に特化していない。
パーソナルトレーナー養成スクールで学ぶ
資格取得を目指すもの、特殊な技術の習得を目指すもの、集客などビジネス的なものを学ぶものなど様々な種類があります。期間や値段、特徴がそれぞれ異なります。
- コスト:15万円〜130万円
- 期間:数日間〜1年間
- メリット:コストが専門学校、体育大学と比べると安い。パーソナルトレーナーになる為の内容に特化している。
- デメリット:大学卒業などの証明が手に入るわけではない。
独学で学ぶ
書籍、Youtube、オンライン講義、Web記事などを使い、自身で学びます。
- コスト:0円〜数十万
- 期間:数ヶ月〜数年
- メリット:コストが安い。自分の好きな時間に学べる。
- デメリット:計画力、実行力が必要。学んでいる事が正しいか分かりづらい。疑問を解消しづらい。
パーソナルトレーナー養成スクールがおすすめな理由
「パーソナルトレーナーとして働きたい、パーソナルトレーナーになるための勉強をしたい」と考えた場合、上記の4つの手段の中でおすすめなのは、「パーソナルトレーナー養成スクールで学ぶ」手段です。
理由としては、以下の3つです。
- コストパフォーマンスが良い
- 短期間でパーソナルトレーナーになれる
- 実践形式のノウハウも得れる
コストパフォーマンスが良い
専門学校や体育大学は、卒業までに200〜400万ほど費用がかかってしまい、コスト(学費)が高いです。
独学はコストを抑えられると思われがちですが、「書籍代、セミナー代、交通費、資格取得費用」などを含めると、意外とお金がかかってしまいます。
一方、パーソナルトレーナー養成スクールのコストは、パーソナルトレーナーとして社員で勤務したとしても半年以内に回収可能です。
フリーランスとして人気が出れば、もっと早く回収できますので、パーソナルトレーナー養成スクールが最もコストパフォーマンスが良いと思われます。
短期間でパーソナルトレーナーになれる
体育大学は4年、専門学校は2〜3年かかります。
独学の場合、教材などで勉強するので、現場の情報を取得しづらく、また困った時も自分で調べて解決しなければならないので、効率が悪く、時間がかかってしまいます。学習時間も自分で捻出しなければいけません。
その点、パーソナルトレーナー養成スクールは、トレーナーになるためのノウハウを効率よく数ヶ月で習得できるので、短期間でパーソナルトレーナーになることが可能です。
実践形式のノウハウも得れる
体育大学、専門学校は幅広く学べますが、講師がパーソナルトレーナーではないので、パーソナルトレーナーに特化した内容はあまり学べません。
パーソナルトレーナー養成スクールであれば、幅の広さはありませんが、パーソナルトレーナーに特化した内容が学べます。
人気なパーソナルトレーナー養成スクールの紹介
人気のパーソナルトレーナー養成スクールを「特徴、期間、金額」と合わせて、紹介します。
- 2nd Pass
- R-body ACADEMY
- Dr.トレーニングスクール
- ASPトレーナースクール
- プロジム
- BEYONDトレーナースクール
- TORESUKU
- 青山トレーナースクール
- プロパーソナルトレーナースクール
2nd Pass
- 特徴:日本最大規模。就職サポート有。
- 期間:6ヶ月
- 金額:集団授業コース 入会金39,600円(税込)、682,000円(税込)、個別指導コース 入会金39,600円(税込)、737,000円(税込)、資格取得オプション121,000円(税込)
R-body ACADEMY
- 特徴:カリスマトレーナー鈴木岳氏が代表。2003年に開講。「ダイエット、ボディメイク」というよりも、「パフォーマンスアップ、コンディショニングより」の内容
- 期間:8時間×2日間〜1年間
- 金額:コンディショニングコーチ養成コース110,000円(税込)、NASM-PES Online資格取得コース132,000円(税込)、機能解剖コース22,000円(税込)、Conditioning Exercise Library35,200円(税込)
Dr.トレーニングスクール
- 特徴:パーソナルジム店舗展開拡大中。著名トレーナー山口元紀氏が代表。アメリカの資格保有者が講師。
- 期間:3週間〜1年間
- 金額:グループコース605,000円
(60h、税込)、マンツーマンコースベーシック660,000円(30h、税込)、マンツーマンコースアドバンス880,000円(50h、税込)、オンラインコース330,000円(税込)、オンライン講義10,000円(1h、税込)、対面講義15,000円(1h、税込)、分子栄養学コース220,000円(税込)、NSCA-CPT資格取得コース110,000円(税込)
ASPトレーナースクール
- 特徴:マンツーマンスクール有。2016年トレーナーオブザイヤー受賞者。ヘルスケアビジネスコンテスト優勝者が代表。
- 期間:2ヶ月〜8ヶ月
- 金額:ベーシックコース598,000円(67回、税別)、アドバンスコース800,000円(95回、税別)、マスターコース1,200,000円(110回、税別)
プロジム
- 特徴:パーソナルジム店舗展開拡大中。東京、大阪、名古屋、福岡に拠点があり、対面指導にこだわっている。
- 期間:6ヶ月
- 金額:養成基礎コース 入会金41,800円(税込)、572,000円(24回、税込)、養成基礎コース+NSCA取得 入会金41,800円(税込)、627,000円(24回+10時間〜、税込)
BEYONDトレーナースクール
- 特徴:パーソナルジム店舗展開拡大中。オンラインと対面の講座があり、「最短で活躍できるトレーナーに」というのを売りにしている。
- 期間:1ヶ月〜3ヶ月
- 金額:3ヶ月即戦力コース 入会金100,000円(税込)、498,000円(30回、税込)、3ヶ月オンラインコース 入会金100,000円(税込)、249,000円(15回、税込)、1ヶ月スペシャリスト養成コース 入会金20,000円(税込)、79,000円(4回、税込)
TORSUKU
- 特徴:トレーナー求人サイトも運営しているので、就職支援が手厚いのが特徴。オンラインの講座。
- 期間:3ヶ月
- 金額:ベーシックコース598,000円(72h、税込)、エキスパートコース648,000円(72h、税込)、マンツーマンコース798,000円(50h、税込)
青山トレーナースクール
- 特徴:座学はオンライン、実技は対面の講座。実技講座の充実度が売り。
- 期間:6ヶ月
- 金額:入会金33,000円(税込)、受講料1,100,000円(145h、税込)、NESTA特別講座110,000円(税込)
プロパーソナルトレーナースクール
- 特徴:筋トレ界の権威「バズーカ岡田」氏が監修。座学はオンライン、実技は対面の講座。
- 期間:3週間〜6週間
- 金額:3級コース125,000円(18h、税別)、2級コース175,000円(28h、税込)
パーソナルトレーナー養成スクールを出た後の活動イメージ
「パーソナルトレーナー養成スクールを出たあと、どうやって活動するんだろう?」という懸念があると思います。
多くの方はスクール卒業後、以下の活動をしています。
- スクールで就職サポートを受けて、採用試験を受けてパーソナルトレーニングジムに就職する
- 自身で就職活動をし、パーソナルトレーニングジムに就職する
- 別の企業で働きながらフリーランスで副業としてパーソナルトレーナーの仕事を始める
- フリーランスのパーソナルトレーナー1本で活動する
- パーソナルトレーニングジムを開業する
就職サポートや社員としての入社受け入れ、フリーランスとしての活動相談、パーソナルトレーニングジムの開業相談までしてくれるスクールもあります。
知識を得れるのも重要ですが、「卒業後の活動にスムーズに移れるかどうか?」という点も、スクールを選ぶポイントだと思います。
まとめ
パーソナルトレーナーになるには、「専門学校、体育大学、独学」で学ぶ方法もありますが、コスト面・期間面を考慮して、パーソナルトレーナー養成スクールで学ぶのがおすすめです。
「卒業後のトレーナー活動にスムーズに移れるサポートをしているかどうか」も、スクールを選ぶ大事なポイントです。
パーソナルトレーナーの仕事にご興味ある方は、ぜひこれらの情報を参考にしてみてください。