パーソナルトレーニングジム「Sharez」を運営している岡崎秀哉です。
これまでの記事でSharezが他社パーソナルトレーニングジムと何が違うのか?という説明をしてきましたが、その続きとして今回はトレーナー以外のメンバーについて触れて見ようと思う。
Sharezには「トレーナーチーム」と「運営チーム」がある。
今日は「運営チーム」についてお話していきたいと思う。
目次
Sharez運営チームの伊藤史明とは?
運営チームのリーダーが「伊藤史明」だ。
彼は何者なのか?経歴を追って見よう。
- 横浜国立大学卒業
- 横浜国立大学大学院卒業
- 株式会社小松製作所(〜2017年3月末まで)
いわゆるトレーナー業界にはなかなかいないエリート系だ。
退職後からSharezの仕事を手伝ってもらっており、正式には7月に入社している。もともと僕のプライベートの友人であり、仕事上の繋がりは全くない。
それはそうだ。フィットネスの小さなベンチャー企業と建設機械を扱う上場企業では全く脈絡がない。
そんな国立大学院卒、上場企業出身の伊藤史明がなぜ小さなフィットネスベンチャーSharezにジョインしたのか?
今日は僕が彼を誘った意図について書いていく。
キーワードはコチラ。
- 化学反応
- IT
- 繊細さ
まずは「化学反応」について
Sharezはトレーナー3名でスタートした組織だ。また個人事業主の集まりであった。これはこれで価値観がマッチするのであるが、組織として見た時に「偏りがあるな」と思い始めた。ここで言う「偏り」とは、思考や発想の偏りだ。
また、3社の大きなベンチャー企業に関わっていた経験、読んだ本などから、「如何に創業レベルのタイミングで優秀な人材を仲間に加えるか」を考えていた。
そんな時身近にいたのが伊藤史明であった。上記の通り、優秀であり、いわゆる草食男子系でインテリ、僕とは全く逆のタイプなのである。
僕はここに化学反応を見出せると考えた。日清のカップヌードルが意外な人やアニメなどとコラボしたCMが印象的だが、あんなイメージだ。
具体的には、僕が正解だとした答えに対して、別の角度から指摘やアドバイス、時には反対意見を言ったり。
ビジネスというのは、正解もあると思うが、納得解や最大公約数的な解を導き出して進めることが多い。その時に偏った考えでは妥当率は下がってしまう。別角度のフィルターをかけることによって、より妥当率をあげたいわけだ。
次に「IT」
ITというと広いのだが、このレガシーでアナログなフィットネスの業界というのは、だからこその良さもあるが確実にIT化が遅れている業界だと思っている。
SharezとしてもITを絡めた事業の展開は必須と考えていた。業界の内側からイノベーションがなかなか起こらない為に、外部のIT企業がどんどん参入を仕掛けているというのがタイムリーな事情だと思う。
しかし、本質的な課題解決、ニーズ創造というのは現場を見ている内側からしか起こらないのではないだろうか。
そんな思いもあり、ITに知見のある伊藤史明のジョインを考えた。
そして「繊細さ」
これは僕個人の問題でもあるのだが、それは同時に組織の問題にもなるということで。自覚しているが、僕は繊細でない。かなり大雑把だ。
大雑把なことにより、物事を強引に推し進められてきた部分もあるが、今後クオリティを高めていくにあたり、繊細さは絶対必要だと考えている。
「僕自身が繊細さを身につけるには途方も無い時間がかかりそうなので、繊細な人間を一緒に仕事をする方が早いだろう」という発想だ。
フィットネスサービスにおいては、クリンネス、サービス、デザインなど繊細さが必要な要素がたくさんある。
まとめ
そんなことで伊藤史明がSharez運営チームのトップにいる。僕は勝手ながら今のフィットネス、ことパーソナルトレーニング業界の未来はこの形がスタンダード化していくと思っている。
この形というのは「トレーナー×異業種」が組織のトップにいる構図だ。
現段階ではフリーランスが増えたり、個人でジムをオープンしたりという独立フェイズであるが、すぐに組織化するフェイズが来るだろう。さらには起業フェイズも来るだろう。
そうなっていく流れの中でマネジメント層の組織構図はSharezのような形がスタンダードになっていくのではないだろうか。
その形を我々はパイオニアとして伊藤史明と見せたいと思う。