渋谷のパーソナルトレーニングジム「Shibuya Fitness Sharez」の桂川晃尚です。
私は、2016年8月末に地元の飛騨高山より上京し、トレーナーとして一人前になるために多くのことを勉強しています。
皆さんは「モンテッソーリ教育」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、といった著名人には共通点があります。また、日本人ですと、2016年10月に僅か14歳2ヶ月でプロデビューを果たした、将棋の藤井聡太四段も同じ共通点を持っています。
その共通点は、モンテッソーリ教育を受けていることです。
2017年10月10日にフィットネス指導者の立場で、モンテッソーリ教育を取り入れているスクールにて、親子で体を動かすイベントの担当をさせていただきました。
今回は、その教育についてとイベントで感じたことから、今後に必要なことは何かをまとめてみました。
目次
モンテッソーリ教育とは?
イタリアで最初の女性医学博士の一人である、マリア・モンテッソーリ氏が生み出した教育法をモンテッソーリ教育といいます。
この教育法は下記の考えを基につくられています。
- 子どもは生まれながらにして、自分自身を成長させ、発達させる力を持っている。
- したがって、保護者や教師といった大人は、子どもの成長要求をくみ取らなければならない。
- 子どもの自由を保証し、自発的な活動を助ける役割を果たすべきだ。
体育の日、親子イベント
前述の考えも加味し、今回は体育の日のイベントということで、1~6歳ほどのお子さんとその親御さんを対象として、親子で楽しんで体を動かせるプログラムを作成しました。
下記が今回のイベントで実施したプログラムです。
- 動物の鳴き声当てクイズ(猫、アヒル、カエル、アシカ)。→子ども達に答えてもらう。
- 動物のパネルを見せ、答え合わせ。
- クイズで当てた動物の動きを真似る。→四足歩行、しゃがんで歩行、飛び跳ねて前へ進む、手押し車など。
すると自然とハイタッチや会話も生まれ、ただ体を動かすだけでなく、人間性の向上も築いていきます。
イベントでの気づきや学び
イベントを通じて、音を聞いてイメージしたり、感じたり、体を動かしたりと、子どもの時に経験できることは貴重であると感じました。
人それぞれに個性があり、得意不得意や好き嫌いも様々です。特に子どもの場合は正直で、興味を示すものとそうでないものとでは、態度や表情などに大きな変化が見られます。
このスクールでは、「やりたいことは思いっきりやり、やりたくないものはやらなくてもいい」と普段から教えているとのことでした。子どもの自由を尊重し、自発的な行動を、親や先生がサポートします。
私たちは、人生の中で日々選択をしながら生きています。幼少期から選択を自分で行うことで、自立的な人間性を生み出すのだと考えます。
そして、大人になった時に、社会や人を動かしたり引っ張り、支えていくことができる人間となるのだと思います。
まとめ
モンテッソーリ教育は、子どもの自由を保証し、自発的な活動を助ける役割を果たすことを目的としており、成長意欲や常に学び続ける姿勢を持った人間を育てることを目指しています。
イベントでは、親子で体を動かすことはもちろん、ハイタッチや会話も含めたコミュニケーションや人間性の向上にも目を向けてきました。イベントからは、幼少期の経験値や自発的な行動が、大人になった時に大きな力や武器として、活躍するのだと感じました。
モンテッソーリ教育にが目的としている「自発的な行動」が大切であるとわかっていても、なかなか行動に移すことが難しいですよね。
しかし、考え込む必要はなく、自分の範囲でできることから、意識的に行動を起こすことが豊かな想像力や感性を磨き、人間性を構築していきます。
それが個性となり、将来大きな可能性を引き出すことにも繋がっていくのだと考えます。