フィットネス業界カオスマップ2021【最新情報】

フィットネス業界カオスマップ2021

渋谷、大宮でパーソナルトレーニングジム「Sharez」を運営している岡崎秀哉です。

毎年恒例になっておりますが、本年も「フィットネス業界カオスマップ(2021年度版)」を作成しました。昨年の「フィットネス業界カオスマップ2020 の情報と比較しながら、昨今のフィットネス業界の動向についてまとめています。

フィットネス業界の全体像をつかめる内容となっておりますので、「フィットネス業界で活動されている方、フィットネス業界に興味のある方」は、ぜひチェックしてみて下さい。

フィットネス業界カオスマップとは?

フィットネス業界は、市場規模で「5,000億円程の市場」と言われていますが、上場していたり、売上を公開している企業が少ないので、売上規模ではなく、店舗数が多い順に主要な企業やブランドを選定しました。

また、近年「オンラインサービス」も増えてきていますので、今年度版より、「ネット上の検索で上位にきていたり、プレスリリースなどで目立っているオンラインサービス」をピックアップして、カオスマップに追加しています。

カテゴリーは、以下のように分類しています。
※各カテゴリーのピックアップ数は、個人的な判断で「主要だと思われる企業、サービス」で数を決めておりますので、ご了承ください。

  • 総合型フィットネスクラブ
    「ジム、スタジオ、プール、スパ(お風呂)」の4点が揃った大型のジム。
  • 24時間ジム
    ジムのみで24時間営業のもの(「スタジオ、プール、スパ(お風呂)」などは無し)。
  • オンラインフィットネス
    オンラインで様々なエクササイズを受講できるサービス。
  • マッチング・シェアリング
    ジムとユーザーのマッチングの「toCサービス」や、レンタルジムの紹介や求人情報サービスなどの「toBサービス」
  • ヨガ・ピラティス
    ヨガ、ピラティスの専門スタジオ。
  • コンセプト型スタジオ
    「暗闇フィットネス、ストレッチ、高齢者向けフィットネス、女性向けフィットネス、低酸素、EMS、加圧、サーキットトレーニング、サーフフィット」などの特徴的なコンセプトを持つスタジオ。
  • パーソナルトレーニングジム
    マンツーマンでトレーニング指導をするジム。「短期集中型、継続型(都度払いや回数券)、継続型(サブスク)」の3つのタイプがある。

フィットネス業界カオスマップ2021

フィットネス業界カオスマップ2021
※画像をクリックすると、拡大できます。

総合型フィットネスクラブ

総合型フィットネスクラブ

総合型フィットネスクラブは、バブル期〜平成初期に多く出店され、全国に「2,000店舗」ほどあり、日本のフィットネス施設の基盤となっていました。

しかし、2010年代にフィットネス施設のバリエーションが増加し、20代〜40代の年齢層は「総合型フィットネスクラブ以外のフィットネス施設」に流れており、総合型フィットネスクラブの会員数は微減しています。

結果的に、総合型フィットネスクラブの出店ペースは鈍化している状況で、新しい企業の参入もほとんどない状況です。

その背景があり、2010年代後半からは総合型フィットネスクラブ1本勝負ではなく、以下のように、「24時間ジム」の出店にシフトしたり、「ヨガなどの別業態」をスタートさせたりと、事業を多角化している企業もあります。

  • TIPNESS(ティップネス):24時間ジムの「Fast Gym」を展開(110店舗。2021年11月現在)
  • NAS(ナス):ホットヨガの「美温」を展開(17店舗。2021年11月現在)

総合型フィットネスクラブのコロナの影響

総合型フィットネスクラブはコロナの影響が大きく、最も数多くの店舗数を誇っていた業界1位の「コナミスポーツ」は、既存店舗数の10%を一気に閉鎖しています。
参考 スポーツクラブ大量閉店…「コナミ・ショック」の波紋M&A Online

業界2位の「CENTRAL(セントラル)」、業界3位の「RENAISSANCE(ルネサンス)」も、売上や利益のダウン、会員数の減少などのニュースが出ています。昨年(2020年)の中間決算時は「前年比50%ダウン」という状況でした。今年(2021年)は昨年よりも回復しているものの、まだコロナ以前の状況には戻っていない状況です。

この状況に対して、各社は「オンラインのフィットネスサービス」を提供するなどし、来館しなくてもフィットネスサービスを提供できるようにしています。

  • TOKYU SPORTS OASIS(東急スポーツオアシス):「WEB GYM」を2019年1月に開始
  • TIPNESS(ティップネス):「torcia(トルチャ)」を2020年8月に開始
  • HOLIDAY(ホリデー):「HOP.tv」を2020年10月に開始

TOKYU SPORTS OASIS(東急スポーツオアシス)の「WEB GYM」は、2021年7月時点で会員数66万人と発表されており、オンラインフィットネスに力を注いでいるのが伺えます。
参考 コロナ禍で50~70代の利用者が208%に。“ジムを持ち歩く”トレーニングアプリ「WEBGYM」リニューアルPR TIMES

その他、KONAMI SPORTS CLUB(コナミスポーツクラブ)、CENTRAL(セントラル)、NAS(ナス)、RENAISSANCE(ルネサンス)、AXTOS(アクトス)も、オンラインフィットネスのサービスを提供しています。

一方で、昨年のコロナ禍も黒字だった「HOLIDAY(ホリデー)」は、2021年も店舗数を微増しています。「コロナ以前から顧客満足度が高く、コロナ禍でも退会者が少なかったのではないか」と考えられます。

24時間ジム

24時間ジム

24時間ジム業界トップのANYTIME FITNESS(エニタイムフィットネス)は、コロナ禍ながら昨年1年間で150店舗以上出店し、現在国内に「1,000店舗」近くあります。

その他の主要な24時間ジムの店舗数と合わせると、24時間ジムは日本国内に「2,000店舗」以上あります。コロナ禍でも店舗数が増えている状況を見ると、近々、総合型フィットネスクラブの店舗数を抜いていくと考えられます。

ANYTIME FITNESS(エニタイムフィットネス)以外の24時間ジムの状況はこちらです。(2021年11月現在の店舗数)

  • FIT EASY:昨年より30店舗以上増加して、85店舗。
  • FiT24:昨年より30店舗以上増加し、78店舗。
  • FIT365:昨年より20店舗以上増加し、83店舗。
  • JOYFIT24:昨年から約50店舗閉店し、214店舗。

「FIT365」と「JOY FIT24」は運営会社が同じですが、地方に多い「FIT365」は店舗数が増えており、都心部に多い「JOYFIT24」は店舗数が減っている状況です。
参考 ウェルネスフロンティア、「JOYFIT24」2ケタ閉店でも「FIT365」2ケタ出店という2ブランド戦略リアルエコノミー

コロナ禍でも勢いがある「ANYTIME FITNESS(エニタイムフィットネス)、FIT EASY、FiT24、FIT365」も、都心部よりも「郊外・地方エリア」に店舗を展開しており、ここに成功の要因がありそうです。

また、昨年まで勢いがあった業界3位の「WORLD+(ワールドプラス)」は、昨年と比べると店舗数が減っており、2022年は業界上位の勢力図に変化がありそうです。

オンラインフィットネス

オンラインフィットネス

オンラインフィットネスとは、zoomなどを使ってライブ配信で様々なジャンルのフィットネスレッスンを受けたり、目的に合わせたアーカイブ動画を見ながら運動したりと、ジムに行かずとも自宅で運動ができるサービスです。

「オンラインでフィットネス指導を受けられるサービス」はコロナ以前からありましたが、コロナ禍において、一気にユーザーが増えたり、新たな企業の参入があったカテゴリーです。

コロナを機に2020年以降にスタートしたサービスとしては、以下などがあります。

  • buddies(バディーズ):暗闇ボクササイズ「b-monster」がオンライン展開
  • クラムる:ヨガ・ピラティススタジオ「zen」の運営会社がオンライン展開
  • 24/7 ONLINE FITNESS:パーソナルトレーニングジム業界2位「24/7 Workout」がオンライン展開
  • うちヨガ:ヨガスタジオ最大手「LAVA」がオンライン展開
  • MIRROR FIT.(ミラーフィット):ミラーデバイスを使ったオンラインフィットネス
  • embuddy(エンバディ):ミラーデバイスを使ったオンラインフィットネス

コロナ以前から開始していたオンラインサービスとしては、2017年リリースの「SOELU(ソエル)」、2018年リリースの「LEAN BODY(リーンボディ)」などがあります。

SOELU(ソエル)は、「2021年8月に6.5億円の資金調達をし、累計15億円の調達額となっていること」や、「2020年4月〜2021年8月にまでに会員数が7倍に成長していること」がプレスリリースで発表されており、順調に成長している様子が伺えます。
参考 オンラインヨガ・フィットネス「SOELU」6.5億円の資金調達を実施。累計調達額15億円にPR TIMES

LEAN BODY(リーンボディ)も、2021年1月に5.2億円の資金調達を発表しており、こちらも成長している状況です。
参考 1年で会員数は9倍──「令和版ビリーズブートキャンプ」を配信するスタートアップの正体DIAMOND SIGNAL

また、アメリカでは、フィットネスアパレルで有名な「ルルレモン社」が、鏡を使ったオンラインフィットネスサービスを展開している「ミラー社」を、2020年6月に約550億円で買収したりと、ミラーディバイスを使ったオンラインフィットネスサービスが注目されてきています。

日本のミラーデバイスサービスとして代表的なものは、「MIRROR FIT.(ミラーフィット)」、「embuddy(エンバディ)」、「Fitness Mirror」などで、いずれも2020年〜2021年にリリースされています。

まだユーザー数などは公表されていないですが、アメリカの状況を見ると、日本での反応も期待です。

マッチング・シェアリング

マッチング・シェアリング

このカテゴリーは、ジムとユーザーのマッチングサイトなどの「to C」サービスと、トレーナー求人サイトやジムの空き時間のシェアリングなどの「to B(to Cもある)」サービスがあります。

  • 「ジムとユーザーのマッチングサイト」:Getfit(ゲットフィット)、DIET CONCIERGE(ダイエットコンシェルジュ)、YASELABO(ヤセラボ)など
  • 「トレーナー求人サイト」:FITNESS SALON(フィットネスサロン)、Fitness Job(フィットネスジョブ)、TRINER AGENCY(トレーナーエージェンシー)など
  • 「ジムの空き時間のシェアリング」:THE PERSON(パーソン)、ジムカリ、Nupp1(ナップワン)

ジムとユーザーのマッチングサイト

「ジムとユーザーのマッチングサイト」の主要サイトには、それぞれ以下の店舗数が掲載されています。

  • Getfit(ゲットフィット):1,100店舗以上掲載
  • Work Out Navi(ワークアウトナビ):1,000店舗近く掲載
  • DIET CONCIERGE(ダイエットコンシェルジュ):900店舗以上掲載
  • みんなのパーソナルトレーニング:700店舗以上掲載

これらのサイトは、「ジムから掲載料をもらう形のマネタイズ手法」が主流となっているため、「店舗掲載数が多いサイトは売上も大きい」と考えられます。

トレーナー求人サイト

トレーナーの求人サイトについてTwitterでアンケート調査をしたところ、パーソナルトレーナー界隈では「FITNESS SALON(フィットネスサロン)」が最も多く利用されているようでした。

弊社でもFITNESS SALON(フィットネスサロン)を利用したことがありますが、1ヶ月で数十人の応募をいただき、2名のトレーナーを採用できました。

ジムの空き時間のシェアリング

ジムの空き時間のシェアリングサイトの「THE PERSON」は、現在750店舗、登録者数が3,800名おり、2019年には平均月間利用者数が1,200名程度だったのが、2020年2月以降は月間利用者数が約8,000名に急増しているそうです。
参考 コロナ禍において6割の人は運動不足を実感 自粛期間をネガティブで終わらせない「STAY FITプログラム」 を開始PR TIMES

ジムの空き時間のシェアリングの「to C」サービスとしては、入会せずとも「分単位の従量課金」でジムを利用できるサービスの「Nupp1(ナップワン)」は、スタートは2019年ですが、ユーザー数2.7万人、提携店舗329施設と成長している様子です。
参考 フィットネス業界日本初「従量課金制」×「固定料金」で全く新しいジムの通い方。PR TIMES

ヨガ・ピラティス

ヨガ・ピラティス

ヨガスタジオ

ヨガスタジオは日本に1,000店舗近くあります。

業界トップはLAVA(ラバ)で、440店舗展開しており、日本のヨガスタジオの半数を占めています。店舗数は2020年よりも10店舗程増えています。一方、業界2番手のCALDO(カルド)は7店舗減って80店舗になっています。

ピラティススタジオ

ピラティススタジオは日本に200店舗近くあります。

業界トップはzen place(ゼンプレイス)で、80店舗以上展開しており、ピラティス界ではダントツの店舗数となっています。業界2番手のLien(リアン)は、2020年よりも1店舗減って13店舗になっいます。

ヨガ・ピラティスのコロナの影響

ヨガやピラティスのスタジオは、密室かつ集団でレッスンするスタイルなので、昨年〜2021年前半はコロナの影響を大きく受けたカテゴリーです。

各社オンラインレッスンを導入し、コロナ禍でも会員数を維持できるようにしたり、これまで通っていなかった層にアピールしたりと対策を打っていました。

現在(2021年後半)は、ほとんどのスタジオが営業を再開しており、お客様が実店舗に回帰している割合が多く、オンラインサービスのユーザー数は減っているようです。

一方、マシンピラティスを導入しているスタジオは、店舗数が増加しています。

  • pilates K(ピラティスケー):1店舗増加して、7店舗
  • BDC PILATES(ビーシーディーピラティス):2店舗増加して、5店舗
  • CLUB PILATES(クラブピラティス):1店舗増加して、3店舗

マシンピラティスは、「リフォーマー」という器具が代表的で、器具を使うことでマットで自重で行うよりも、「負荷の調整がしやすい、マシンならではの負荷がかけられる、特有の動きができる」というメリットがあります。

また、マシンピラティスは「少人数、あるいはマンツーマンのレッスンになる」ので、感染予防という意味でも足を運びやすいのかもしれません。

マシンピラティスを導入しているスタジオはまだ数は多くありませんが、これから少しずつ増えていきそうです。

コンセプト型スタジオ

コンセプト型スタジオ

「高齢者向け、女性向け」サービスについて
※昨年の「フィットネス業界カオスマップ2020 では、「高齢者向け、女性向け」のカテゴリーを分けていましたが、2021年のフィットネス業界カオスマップでは、「高齢者向け、女性向け」もコンセプト型スタジオのカテゴリーとして解説しています。
このカテゴリーは、密室で集団でレッスンを行うスタイルのものが多いため、全体の傾向としては、コロナ禍においてあまり伸びがありません。

暗闇フィットネス

今回ピックアップした暗闇フィットネス各社の店舗数を合計すると、2020年は「100店舗」でしたが、2021年は「93店舗」となっており、全体として減少傾向にあります。

やはり密室の室内で大人数でレッスンを受けるスタイルから感染リスクが高いと考えられ、暗闇フィットネス全体の会員数が減っているようです。

特に、パーソナルトレーニングジム最大手RIZAP(ライザップ)が展開している暗闇フィットネス「EXPA(エクスパ)」は、昨年と比較すると、14店舗から8店舗に減っています。

また、昨年から店舗数が減っていた暗闇フィットネス「HOT STEP(ホットステップ)」は全店閉鎖となっており、コロナの影響が大きかったと思われます。

暗闇フィットネス業界のコロナ対策としては、以下などがありました。

  • FEEL CYCLE(フィールサイクル):バイクを販売し、オンラインレッスンを開始
  • b-monster(ビーモンスター):オンラインレッスンを開始
このように、「オンラインとリアルのハイブリッドを強化し、会員数を増やしていけるか」が大切になってきています。

ストレッチ

ストレッチ専門サロンでは、Dr.stretch(ドクターストレッチ)がダントツであり、昨年まで追随する企業はない状況でしたが、今年は全力ストレッチが店舗数を伸ばしています。

  • Dr.stretch(ドクターストレッチ):140店舗(2020年) → 160店舗(2021年)
  • 全力ストレッチ:10店舗(2020年) → 20店舗(2021年)

「在宅ワークなどで体のコリや疲れ、柔軟性の低下を感じている方も多く、マンツーマンで行うペアストレッチは感染リスクも低いので、ニーズが増えているのでは」と推測しています。

高齢者向け

「高齢者向け&女性向け」のスタジオを展開するCurves(カーブス)は相変わらず、少しずつ店舗が増えており、現在、国内2,000店舗を超えています。

2020年8月に「純利益が前期比90%ダウン」という報告がありましたが、店舗数が微増していることを考えると、2020年8月の状況より回復していきていると考えられます。

高齢者向けのオンラインフィットネスサービス化は難しそうなので、いかに感染対策を徹底し、安心して店舗に足を運んでいただけるかが、会員の来店促進のカギになりそうです。

その他コンセプト型

その他のコンセプト型スタジオでは、高地トレーニングを再現した低酸素環境でトレーニングを行う「ハイアルチ」が、2020年は「20店舗」でしたが、2021年には「28店舗」と、8店舗増加しています。

「ハイアルチ」は、一般のフィットネスユーザーがターゲットというよりは、アマチュアスポーツ選手やプロスポーツ選手など目的意識の高い方も多く利用されており、一般のフィットネスクラブよりも、コロナ禍でも利用者数があまり減らなかったのではないかと考えられます。

また、グループで様々な器具を使ったトレーニングを連続して行い、高い心拍数を維持しながら消費カロリーを高める「Orange theory(オレンジセオリー)」も、2020年は「10店舗」でしたが、2021年には「14店舗」と、このコロナ禍でも店舗数が増えています。

「Orange theory(オレンジセオリー)」も「ハイアルチ」と同様に、「かなり心拍数を上げるハードなトレーニングプログラムゆえに、目的意識が高い方が多く通っていると予想されるので、コロナ禍でも退会や休会に繋がりづらかったのではないか」と考えています。

女性向け

女性向けパーソナルトレーニングジムとしてトップの店舗数を誇るReborn myself(リボーンマイセルフ)は、ピーク時は2015年に50店舗まで増えていましたが、コロナの影響もあってか、2020年の「38店舗」から、2021年には「36店舗」に、店舗数減少の傾向にあります。

2021年時点で女性向けパーソナルトレーニングジム業界3番目の店舗数となっているFURDI(ファディー)は、2020年は「15店舗」でしたが、2021年には「27店舗」に一気に店舗数が増えており、今後、女性向けパーソナルトレーニングジム業界のトップになっていく可能性があります。

パーソナルトレーニングジム

パーソナルトレーニングジム

パーソナルトレーニングジムは日本に1,000店舗以上あり、2021年も店舗数がさらに増加しています。

パーソナルトレーニングジムには、以下の3つのタイプがあります。

  • 「短期集中型」:短期間で集中的にダイエットやボディメイクに取り組むタイプ
  • 「継続型(都度払いや回数券)」:回数券や都度払いで、長期的に継続し、少しずつ効果を出していくタイプ
  • 「継続型(サブスク)」:サブスク(月額固定)の通い放題で、長期的に継続し、少しずつ効果を出していくタイプ

昨年に引き続き、今年もRIZAP(ライザップ)などの「短期集中型」のパーソナルトレーニングジムよりも、「継続型」の2タイプが増えてきています。

昨年と比較すると、以下のパーソナルトレーニングジムが店舗数を伸ばしています。(2021年11月現在の店舗数)

  • REAL WORKOUT(リアルワークアウト):38店舗(2020年) → 55店舗(2021年)
  • かたぎり塾:24店舗 → 50店舗
  • APPLE GYM(アップルジム):30店舗 → 38店舗
  • BEYOND(ビヨンド):26店舗 → 37店舗
  • Chicken Gym(チキンジム):21店舗 → 28店舗
  • MIYAZAKI GYM(ミヤザキジム):6店舗 → 10店舗
  • REVIAS(レヴィアス):18店舗 → 30店舗

コロナ禍で「店舗数が減ったり、変化がないジムが多い」ので、上記のジムの店舗数増加は目立っています。

昨年(2020年)に店舗数上位だった「LiME(ライム)、Exercise Coach(エクササイズコーチ)、GYM FIELD(ジムフィールド)」は、店舗数微増であったり、店舗数に変化がない状況です。

短期集中型の傾向

RIZAPは、2020年と比べて店舗数には変化なし(129店舗)、業界2位の24/7 workout(24/7ワークアウト)は、2020年の「69店舗」から、2021年は「66店舗」と微減しています。

同じ短期集中型でも、「APPLE GYM(アップルジム)、BEYOND(ビヨンド)、Chicken Gym(チキンジム)、MIYAZAKI GYM(ミヤザキジム)、REVIAS(レヴィアス)」などは店舗数を増やしていることを考えると、「RIZAP(ライザップ)、24/7 workout」などよりも少し金額的に安い「2ヶ月15万程の価格帯のジムが成功している」という状況です。

継続型の傾向

継続型(都度払いや回数券)では、「REAL WORKOUT(リアルワークアウト)、かたぎり塾」が大きく店舗数を増やしており、短期集中型と比べても増加率が高いです。

継続型は短期集中型よりもコストパフォーマンスが良いことが売りになっており、1回7,000〜10,000円程の価格帯が主流になってきています。

また、継続型(サブスク)タイプも近年店舗が増えています。

  • ELEMENT(エレメント):4店舗(2020年) → 6店舗(2021年)
  • GOOD LIFE GYM(グッドライフジム):2店舗(2020年) → 7店舗(2021年)

弊ジム「Sharez」の状況

弊ジム「Sharez」も、2021年8月に3店舗目の「Sharez大宮店」を出店したりと、少しずつですが店舗数を増やしています。

体験申し込みの状況としては、例年は「年始、春先、夏前が多い」のですが、2021年は「緊急事態宣言の有無、感染者数の増減」により、申し込み時期が変化しています。

まとめ

フィットネス業界はコロナの影響もあり、停滞しているところが多いですが、「24時間ジム、パーソナルトレーニングジム、コンセプト型スタジオ」の中には勢いがあるところがいくつかあります。

2021年は、特に以下の内容が目立っていました。

  • 「郊外、地方エリア」の24時間ジムの増加率が高い
  • 一部のパーソナルトレーニングジムの出店のスピードが加速している

「オンラインフィットネス、マッチング、シェアリングプラットフォーム」のカテゴリに関しては、コロナ禍で勢い付いた部分があり、まだ市場として成長していきそうです。

また、2021年11月現在はコロナの感染者数が減ってきていますが、フィットネスの選択肢はコロナ以前とは変わってきているので、あと数年は各カテゴリーで順位変動や規模の変化が大きくなるのではないかと考えています。