渋谷でパーソナルトレーニングなら Shibuya Fitness Sharez

適切なパーソナルトレーニングの頻度はどれくらい?【目標に合わせた頻度の提案】

トレーニングの頻度についてのご質問はよく聞かれます。

大手パーソナルトレーニングジムの広告や案内だと「週2回×2ヶ月」という頻度が最も良いという案内を見たことがあるのではないでしょうか。

この頻度の提案は間違ってはなく、ジムのコンセプトに基づいた根拠もあると思います。

しかし、「絶対に『週2回×2ヶ月』、もしくは『週2回』の頻度でないといけないのか?」と聞かれたら、私の答えはNOです。

その理由としては、お客様1人1人目標も異なり、ライフスタイルや過去の運動歴なども異なるからです。

適切なパーソナルトレーニングの頻度とは?

適切なパーソナルトレーニングの頻度とは?

パーソナルトレーニングの頻度を考える際は、「パーソナルトレーニングの目標の数値」を入れて考えないようにしましょう。

例えば、「『-10kg』を達成するのにふさわしいパーソナルトレーニング頻度」など、目標値だけを重視しすぎた場合、トレーニングのペースがライフスタイルに合わず、継続していくことが難しくなり、最終的に一時的な目標達成で終了してしまうからです。

目標値ではなく、自分自身の「目標、ライフスタイル、運動歴」に合った頻度で実施することで、ストレスを感じにくく、トレーニングを楽しむことができます。

人間の脳は楽しいことは長く続けれる仕組みになっているので、目標の達成後もトレーニングをライフスタイルの中に組み込むことが出来ます!

適切な頻度を提案するために必要な3つの情報

適切な頻度を提案するために必要な3つの情報

適切なパーソナルトレーニングの頻度を提案するためには、必ず以下3つの情報をヒアリングしています。

  • ①目標
  • ②ライフスタイル
  • ③運動歴・トレーニング歴

この3つの情報を元に頻度を考える事はとても大切なことです。

「②ライフスタイル」だけを重視して頻度を考えると、日常生活が忙しくトレーニングが低頻度になってしまうことがあります。

トレーニングが低頻度の場合、「身体のスタイルの変化」が目標の方はなかなか結果がでず、トレーニングを続ける意欲がなくなってしまいます。

また「③運動歴・トレーニング歴」を考えずに頻度を考えると、トレーニング初心者の方で低頻度の場合は、トレーニングの技術やテクニックを覚えるのに時間がかかってしまい、モチベーションが下がってしまうことにも繋がります。

これ以外にも様々な頻度のミスマッチのパターンがありますが、そうならないように「楽しさ」「成果」「トレーニング技術の成長」の全てが感じられる頻度を提案するのが、パーソナルトレーナーの役割だとも考えています。

目標に合わせた頻度の考え方

目標に合わせた頻度の考え方

目標ごとにトレーニング内容(運動のタイプ)が大きく異なります。

分かりやすいように目標が異なる2つのパターンを例に出して話をすすめていきます。

パターン1:目標→脂肪量を減らして減量&スタイルUPしたい

「脂肪量を減らしたいので、有酸素運動メイン!」と思われがちですが、実は無酸素運動(※レジスタンス運動)を取り入れる事が重要です。

※レジスタンス運動とは「筋肉に抵抗をかけて行う運動」のことで、バーベルやダンベル、マシンを使う運動、腕立て伏せ腹筋といった自重で行う運動が含まれます。

ある一定の負荷でレジスタンス運動を行うことで、脂肪量を減らすために必要な様々なホルモンが分泌されます。

分泌されるホルモンは、アドレナリン、ノンアドレナリン、アンドロゲン、成長ホルモン、副腎皮質モルモン、副甲状腺ホルモンなど沢山あります。

「成長ホルモン」は、筋繊維を大きくして、筋肉量を増やすことに関わってきます。

減量中でもレジスタンス運動を行う事で、成長ホルモンの分泌が促され、筋肉量の減少を抑制し筋肉量の維持が期待できます。

その結果、体脂肪率(体重に占める脂肪量の割合)の減少が期待できるのでスタイルアップに繋がります!

パターン2:目標→姿勢を改善したい

姿勢を改善したい場合は、「正常な可動域の確保」「コアの安定」が必要です。

この場合、トレーニングの内容は身体の機能を高める「※コレクティブエクササイズ」を中心に行うことになります。

※コレクティブエクササイズとは、「ヨガ、体幹トレーニング、ピラティスのような身体をコントロールする運動」のことです。

目標に合わせてトレーニング頻度を考える

この2つのパターンを比べると、目的達成のために必要な身体の変化や運動のタイプが異なることが分かると思います。

それぞれ効果が期待できるエクササイズを行う頻度の目安があります。

  • パターン1→週2回以上
  • パターン2→可能な限り毎日

パターン2の毎日というのは、毎日パーソナルトレーニングを行なった方が良いというわけではなく、姿勢改善のために必要なエクササイズを1日1種目でも良いので、毎日行なった方が効果が現れやすくなり、目標達成に近づくということです。

まとめ

目標に合わせたパーソナルトレーニングを提案する頻度は以下のようになります。

  • パターン1(脂肪量を多く減らして減量したい場合) → 週2回
  • パターン2(姿勢改善をしたい) →※週1~2回(トレーニング初期)

※エクササイズのポイントを覚えて自分自身でできるようになったら、パーソナルトレーニングの頻度を少なくしてOKです!その代わりセルフトレーニングの頻度を増やしましょう!

これは「①目標」だけを考えた頻度になるので、実際にはそれ以外の「②ライフスタイル」、「③運動歴・トレーニング歴」も考えての提案になります。

よって、この頻度から少し変わる場合もあります。

この記事を読んで「今の自分のパーソナルトレーニングの頻度は目標にあっているのかな?」と疑問に思った方は、担当トレーナーさんに1度質問してみて下さい!