今回は、「タダーサナ」についてご紹介していきたいと思います。(タダが「山」、アーサナが「ポーズ」という意味で、合わせて「タダーサナ」と呼ばれています)
直立不動という意味があり、「そびえ立つ山のようにしっかりと立つポーズ」ということです。
ヨガの基本ポーズなので、やったことがある方もいらっしゃると思いますが、「ただ立っているだけのポーズでは?」と思っている方は、もしかしたら正しく行えていないかもしれません。
ヨガに慣れている方もそうでない方も、良かったらこの機会に基本を確認してみてください。
タダーサナ(山のポーズ)のやり方
しっかりと立つには、土台から丁寧に組み立てていくことが大切です。
Step1
まずはマットの上に腰幅で立ち、膝やつま先が正面を向くようにしていきます。
この時に、足の裏全体に均等に体重が乗るようにして土台を安定させましょう。
Step2
キュッと腿に力を入れ、膝を引き上げたら、足裏全体で床を押します。
Step3
お腹に力を入れ、お尻を少し前側に引き込むようなイメージで骨盤をまっすぐにしていきます。この時、お尻に力を入れる訳ではないので、カチカチにならないようにできるとベストです。
斜め後ろを向いているお尻の穴を真下に向けるようなイメージで、お腹をしめ反り腰にならないよう骨盤をまっすぐにします。
Step4
足の上に膝、骨盤が乗るようにすることで軸が中心に来て身体が安定しやすくなります。
Step5
肩を回し胸を開いて両手は体の横に自然に下ろしましょう。
軽く顎をひき、可能であれば優しく目を閉じていきます。もし目を閉じると不安な方は開けても大丈夫です。
ご自分の心や体の様子を感じましょう。
これがタダーサナです。実際に行ってみると、ただ何も考えずに立っているだけではく、むしろ全身を引き上げてまっすぐに立つということの難しさを感じていただけると思います。
まとめ
ヨガのポーズは全て「バランス・調和」がポイントです。
例えば、タダーサナは足の裏でしっかりと立ちながらも、体を上に引き上げる上下の力でバランスを取っています。
タダーサナがしっかりとできるようになることで、その他のポーズも上達するとも言われるほど大切なポーズですので、皆さんも丁寧に行ってみてください。
今回の内容はYouTubeでも解説動画を公開しています。
ヨガのポーズへの質問や、他のポーズのリクエストがありましたら、YouTubeのコメント欄にご記入をお願いします。