パーソナルトレーニングジム「Sharez」代表の岡崎秀哉です。
日本工学院専門学校のダンスパフォーマンス科の「キャリアプランニング」という授業のお時間に、フィットネス業界について知ってもらうための講義を、2023年11月29日に行わせていただきました。
今回は2年生を対象としており、卒業後のキャリアに対して少しでも参考になればということで開催させていただきました。
目次
日本工学院専門学校について
日本工学院専門学校は、6カレッジ34学科99専門コースがあります。
「クリエイターズカレッジ、デザインカレッジ、ミュージックカレッジ、ITカレッジ、テクノロジーカレッジ、スポーツ・医療カレッジ」と、クリエイティブな内容が多いのが特徴です。
その中でも、ミュージックカレッジに属するダンスパフォーマンス科にて講義を行わせていただきました。
子どもの数が減り、定員割れする学校も増えてきている中、ダンスパフォーマンス科は変わらず人気の学科だそうです。
日本工学院専門学校は、「八王子、蒲田、北海道」にキャンパスがあり、今回は蒲田校にお邪魔しました。
参考 トレーナー・スポーツ経営コース日本工学院専門学校公式HPダンスパフォーマンス科とフィットネス業界の関連性
「ダンスパフォーマンス科と、フィットネス業界は関係あるの?」と思われるかもしれません。
こちらのダンスパフォーマンス科の学生達は、卒業後、通常の会社員として就職する人はほとんどおらず、ダンスの仕事で食べていくことを目指して個人で活動していく人が多いとのことです。
優秀な方は、すぐにダンス一本で「パフォーマーやバックダンサー、インストラクター」などとして、生活していくことができる場合もあります。
しかし、それは一握りの方であり、ダンスの仕事もしつつ、別の仕事も掛け持つ形でスタートする方も多いとのことでした。
その掛け持ちの仕事として、近年、フィットネスの仕事を選択する人が増えているとのことです。
実際、私の知り合いのダンサーの方でも、ヨガのインストラクターと掛け持ちしている方や、パーソナルトレーナーと掛け持ちしている方がいます。
そこで、ダンスパフォーマンス科の学生達に、「もっとフィットネスの業界についても知ってもらい、仕事の選択肢の一つとして視野に入れられるように」ということで、今回の講義に至りました。
フィットネス業界セミナーの講義内容
講義時間が40分間と、短い時間でしたので、深掘りした情報はお伝えできませんでしたが、フィットネス業界の全体像が伝わるような内容で構成しました。
まず、弊社で毎年作成しているフィットネス業界カオスマップを用いて、「フィットネス業界にはどんなカテゴリーのサービスが存在するのか」について解説しました。
フィットネス業界カオスマップ2023【最新情報】また、今回はダンスパフォーマンス科の学生達のキャリアの特性上、フィットネス業界のそれぞれのカテゴリーにおいて、業務委託やアルバイトなどで働くケースを想定し、どのような働き方になるのか、といった点にも触れる形で紹介しました。
ただ単に「こんな仕事があるよ」と紹介されるだけよりも、具体的な働き方に関しても説明することで、より自分ごととして捉えられ、イメージしやすいようにお伝えしました。
個人的には、フィットネス業界は「成長市場」ですし、身体について学ぶ機会もあり、身体を動かす仕事も多く、時間の自由度も他の仕事よりは確保しやすい可能性があるので(契約形態にはよりますが)、ダンスと並行して行う仕事としては相性は良いのではないかと考えています。
まとめ
私自身は、セパタクローというマイナースポーツを大学時代に行っており、日本代表の選手などとも触れ合う機会がありましたが、当時ほとんどの代表選手がアルバイトなどで生計を立てつつ、練習時間を確保したり、遠征したり、という状態でした。
そういった状況を目の当たりにしていたので、「やりたいこと一本だけで食べていくために」といった部分では、その大変さやチャレンジ精神は少し気持ちが理解できる部分もあるつもりです。
ダンス自体もパフォーマンスするだけでなく、SNSを活用してオンラインでレッスンを開催したり、youtubeでパフォーマンスを配信し広告収入に繋げたり、インフルエンサーとして活動したり、と仕事の幅は広がっています。
現時点ではダンス一本で食べていくことが難しい方も多いと思いますが、うまく別の仕事で生計を立てながら、チャレンジを続け、徐々にダンスの道が開けてくる方が増えることを応援していきたいと思います。
「フィットネス業界について解説してほしい、フィットネス業界の仕事について知りたい、あるいはトレーナーの働き方について知りたい」など、フィットネスにご興味のある方はお気軽にご連絡ください。