パーソナルトレーニングジム「Sharez」代表の岡崎秀哉です。
至学館大学4年生の「スポーツ行政論」の講義の時間をいただき、フィットネス業界についての講義を行わせていただきました。
目次
至学館大学について
至学館大学は、愛知県大府市にあります。
1905年に設立され、元々「中京女子大学」という女子大でしたが、2010年に「至学館大学」に名前を変え、男女共学になりました。
「健康スポーツ科学科、体育科学科、栄養科学科、こども健康・教育科学科」の4つがあり、いわゆるスポーツ系・体育系大学の一つです。
女子レスリングが非常に強く、オリンピック選手も多く輩出しています。
2016年〜2018年まで、吉田沙保里選手が副学長を務めていました。
参考 至学館大学トップページ至学館大学HPフィットネス業界セミナー開催の経緯
私の出身校である「鹿屋体育大学」で、学生時代にお世話になった竹下先生が、現在は至学館大学の副学長を務めています。
竹下先生が実施している「スポーツ行政論」講義の時間を使って、90分間のセミナーの機会をいただきました。
※「スポーツ行政論」は、「スポーツ産業について、スポーツ産業の課題、スポーツ産業における行政や民間企業の取り組み」などを学ぶ講義です。
スポーツ産業の中で、フィットネス業界が昨今日本で成長している市場ということで、今回は「フィットネス業界の全体像、歴史、トレンド」について説明する講義を行わせていただきました。
今回のセミナーには、健康スポーツ科学科とこども健康・教育学科の4年生120名ほどが参加しました。
フィットネス業界セミナー開催の内容
まず、日本のスポーツ産業における昨今のトピックスをピックアップしました。
経済産業省が2023年7月に発表している「第二期 スポーツ未来開拓会議 中間報告」によると、以下の5つのトピックが取り上げられています。
- 様々なスポーツリーグの立ち上げ
- コロナ禍の影響
- DXの進展
- SDGsに対する意識の高まり
- 少子高齢化の進展
さらに、それらに対しての考え方・取り組みとして、以下などが提示されています。
- スタジアム・アリーナの在り方
- スポーツコンテンツホルダーの経営力強化、新ビジネス創出の促進
- スポーツ人材の育成、活用
- 他業種との融合による新たなビジネスの創出
- スポーツ参加人口の拡大
これらの取り組みの中、「フィットネス産業がどう関わっていけるのか、どういった影響があるのか」について、実際のフィットネス業界での事例を取り上げながら、私自身の考えをお伝えさせていただきました。
また、弊社で毎年作成している「フィットネス業界カオスマップ」を使用し、フィットネス業界の全体像を説明しました。
フィットネス業界カオスマップ2023【最新情報】フィットネス業界のサービスカテゴリーの分類から、それらのサービスがどのように誕生し、どういった変遷で今に至るのかについて、説明していきました。
まとめ
日本のフィットネス業界は、現在「東京、大阪に続いて福岡」が、かなり盛り上がっています。
一方で、名古屋・愛知エリアは、少し後発の印象があるので、もっと愛知エリアも盛り上げていきたいところです。
至学館大学の学生は、愛知県が地元の方々が多いそうですので、ぜひ卒業生の中から「彼らの地元である愛知エリアを盛り上げる方が出てくると嬉しいな」と思います。
今回は、至学館大学4年生ということで、もう就職が決まっている学生も多い中で興味を持って講義を聞いてくれたことを嬉しく思います。
新卒時の就職がフィットネスに関係なくとも、勤めている会社でフィットネス事業が立ち上がる可能性もありますし、フィットネス企業に転職する可能性もあります。
どこかでフィットネスに関わることがありましたら、今回の講義が何かのキッカケになれば嬉しいです。
「フィットネス業界について解説してほしい、フィットネス業界の仕事について知りたい、あるいはトレーナーの働き方について知りたい」など、フィットネスにご興味のある方はお気軽にご連絡ください。