今回は、ヨガの基本坐法である「スカーサナ」についてご紹介していきます。(スカが「楽な」、アーサナが「ポーズ」という意味で、合わせて「スカーサナ」と呼ばれています)
「スカーサナ」は、呼吸の練習や瞑想を行う際にリラックスして集中できるように、楽な座り方としてよく用いられます。
ヨガを行う時以外にも、長時間座り続けなければいけない時などに行っていただくのもオススメです。
目次
スカーサナ(安楽座)のやり方
では早速やっていきましょう。
Step1
まずはマットの上にあぐらをかくようにして座ります。この時に、おへその前にかかとが縦に並ぶようなゆるいあぐらにしていきます。
Step2
少し体を左右に揺らし、二つのお尻の骨が均等にマットにつくようにして土台をしっかりと安定させていきましょう。
Step3
背骨をまっすぐに引き上げ、肩の力を抜き、両手は軽く膝の上へ。これがスカーサナです。
スカーサナ(安楽座)のポイント
あぐらの体勢は、股関節を開く動作と曲げる動作を同時に行います。
そのため、内転筋の柔軟性が足りないと膝が浮いてしまいますし、大臀筋が固まっていると骨盤が後ろに倒れてしまうので、辛い方はブロックやクッションの上に坐骨を置いて座面を高い位置にすることで、膝の位置が下がり、骨盤も立てやすくなります。
このまま呼吸や瞑想に入る方は、軽く目を閉じて鼻呼吸を繰り返していきます。
ちなみに、ヨガでは昔から基本的に鼻呼吸で行うことが多いですが、理由としては本来ヒトは鼻呼吸、口は呼吸器官ではありません。
余計な部位を使うと集中も途切れやすいため、なるべく自然なかたちで行うことを推奨しております。
まとめ
なるべく身体に痛みや違和感を感じないようなストレスをかけない体勢をとることで、集中して呼吸や瞑想に入ることができるので、スカーサナはいかにリラックスして座れるかがポイントとなります。
ヨガのポーズは全て土台がとても大切ですので、坐法も丁寧に行っていきましょう!
今回の内容はYouTubeでも解説動画を公開しています。
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